オイレス工業株式会社、株式会社PRIZMAの「漫画制作」活用で投資家向け情報発信を強化、社内外資料への二次活用を拡充

オイレス工業株式会社 様

オイレス工業株式会社

1952年にオイルレスベアリングの総合メーカーとして創業。現在は、オイルレスベアリングの製造・販売を中心に、自動車や工作機械、建設機械、鉄道、半導体製造装置など幅広い産業向けに製品を提供しています。さらに、免震・制震・耐震装置や排煙・換気装置なども手がけ、摩擦や振動制御の技術を活かして高信頼性の製品を提供し、産業の課題解決を通じて社会貢献に取り組んでいる企業です。

今回は、漫画制作導入の決め手や導入後の変化について、小川さんと監物さんにお話を伺いました。

導入前の課題やニーズ

ーー導入前の状況や背景について教えてください。

小川さん:
弊社では、社外への広報やIR関連の資料作成を総務部門が中心となって担っています。その中でIR活動では、投資家やステークホルダーに向けて、事業内容や会社の価値を正確に伝えることが、重要になってきています。

事業の中核を担うのは軸受製品で、売上全体の約7割を占めています。さらに、免震装置等を扱う事業が約2割、排煙・換気装置等を扱う建築関連事業が約1割を占め、3つの領域を柱として事業が構成されています。軸受は機械の内部に使われ、また免震装置等は建物の基礎部分に使われるため、普段あまり目にすることはありません。そのため、生活や産業を支える不可欠な存在なのに、見えにくいところで使われているため、その価値や役割があまり知られていないのが課題でした。

実際、決算説明会や様々な資料を通じて事業内容を説明しても、参加者が内容をなんとなく理解できる程度で、十分に印象に残すことが難しく、情報をしっかり伝えることの難しさを感じていました。

そんな中、文章や画像だけでは伝えきれない自社の価値を、よりわかりやすく、親しみやすく表現できる手段を探していました。ちょうどその時期に展示会で漫画を使った広報の手法に出会って、これなら自社の強みをうまく伝えられるかも、と感じて導入を検討するきっかけになりました。

ーー従来の発信が十分に響いていないと感じていたとのことですが、社外向けの情報はどのような形式で打ち出されていたのでしょうか?

小川さん:
今までの社外向け情報発信はほとんど文章ベースで行っていて、技術的な細かいニュアンスを十分に伝えることが難しく、文章が硬くなりすぎてしまうことがありました。特に研究や技術部門など高度な知識を持つ方からの指摘を反映すると、専門的になってしまい難しい内容になってしまうこともありました。さらに、株主優待の影響で個人投資家の割合が増えており、機関投資家の方でも事業の細かい部分まで把握することは簡単ではないため、個人投資家の方にとってはさらに理解することが難しい状況でした。

ーー認知拡大や事業の理解促進のために、漫画以外にも検討されていた施策はありますか?

小川さん:
漫画制作と並行してCMの配信を行っていました。現在もTVerでCM動画を流すなど、まずは会社そのものを知ってもらうことを目的にしています。

会社の認知度が低いことは、投資判断の材料としても影響するので、社名や社風のイメージアップにも力を入れました。特に「オイレス工業」という名前は少し昔っぽくて堅い印象を持たれやすいので、会社の雰囲気を柔らかく伝えることを意識して発信をしています。

具体的には、2024年4月に企業広告の発信を本格化し、日本経済新聞への5段・15段広告掲載などを通じ、若い世代にも刺さりやすいアニメーションやイラストを使ってクリエイティブに情報発信をしています。

ーーターゲット層として、20〜30代の若年層を意識したプロモーションや広報施策を行っていらっしゃる形ですか?

小川さん:
そうですね。企業認知の低さは採用活動にも影響するので、学生さんが弊社に応募する際の心理的なハードルにもなっています。そのため、若い世代への認知拡大は採用面からのアプローチとしても大事だと思っています。

特に、若い世代は新NISAなどの影響もあって個人投資家としての関心も高く、採用対象となる学生層と重なる部分があります。こうした背景から、認知拡大施策は採用と投資家向けの広報の両方に効率的にアプローチできると考えて実施しています。

導入の決め手

ーー今回の漫画制作導入にあたり、決め手となったポイントは何でしょうか?

小川さん:
他社さんの漫画制作と比べる機会は多くありませんでした。ただ、さまざまな話を進める中で、目指したいところや求める表現イメージと非常にマッチする部分が多かったため、最終的に御社に制作をお願いすることにしました。
クリエイティブなものなので、制作会社との感覚やフィーリングの一致は重要ですし、この点も決め手になりました。

また、商談の際にお話していただいた二次利用更新費用がかからない点も大きかったです。作ったものを自由に活用できることは重要なポイントなので、この自由度の高さはとても魅力的でした。

導入後の変化・成果

――実際に導入してみて、「これは強みだな」と感じた点を教えていただけますか?

小川さん:
漫画制作の進行が、ラフ作成から完成まですごくスムーズだったことですね。特に1本目は、個人投資家向けの工場見学会で配布するタイミングに合わせる必要がありましたが、期限内に対応してもらえて助かりました。また、ラフ段階での細かい要望や修正依頼にも柔軟に応じてもらい、キャラクターや構成の修正もその日中に反映されるなど、柔軟かつスピーディーな対応が大きな強みだと思いました。
実際に配布したところ、個人投資家の方からも「漫画でわかりやすい」と好評で、大変満足しています。

ーー今回の漫画制作における強みについて、監物さんはどのように感じましたか?

監物さん:
担当者が弊社についてとにかく熱心に調査をしていて、非常に頼もしいと感じました。弊社の50年史をすべて読み込み、要点をまとめ、漫画にコンパクトに落とし込んでくれました。従業員でもすべて読むのは大変な内容を、ここまで整理してくださったことに感謝しています。シナリオもその内容をもとにしっかり構成され、最初の「OILESものがたり」の制作では、ほとんど指示なしで完成させてくれました。知識や学習面も十分で、その誠実な対応力の高さに安心感がありました。現在制作中の漫画は、前任の方の後を継いで、五木田さんが担当していますが、五木田さんもまた勉強熱心で制作物への情熱を感じています。

ーー納品後の漫画が実際の施策や社内で活用された際に、社内からの反応や感想はありましたか?

監物さん:
ホームページに掲載されたことで多くの社員が目にし、内容が「理解しやすかった」という声が寄せられています。さらに、研究開発部のポスターセッションでも開発製品の説明に漫画が使われていて、現場でも役立っていることを感じました。

ーー社外や投資家の方たちの反応はいかがでしたか?

小川さん:
工場見学会で、参加者に漫画を配布しました。また、9月26日・27日に東京ビッグサイトで開催された日経・東証IRフェアでも、個人投資家向けのノベルティの一つとして漫画を配布しました。社長の説明の後に漫画を見てもらうことで、理解がより深まると考えています。

さらに、メール署名欄に漫画やCMのリンクを入れることで、普段であれば反応がないメールや電話でのやり取りでも、「わかりやすい」などのフィードバックをいただくことが多く、漫画や資料の訴求力の高さを感じました。社内の広報支援を行う会社経由で紹介された他社の広報担当の方からも同じような反応があり、漫画やCMを活用した情報発信の効果を感じています。

今後の展望

――今後の漫画制作において、挑戦してみたいテーマや内容はありますか?

小川さん:
会社の歴史を扱った漫画を制作したので、次は事業ごとの理解を深めるコンテンツを作っていきたいです。軸受1つとっても複数の品種や製品、活用領域があるので、それぞれに特化した内容や成長分野・戦略製品に関する漫画も考えています。

監物さん:
採用面では働き方やキャリアステップに焦点を当て、実際の社員をモデルにした漫画も作りたいです。文字だけの資料より柔らかく、わかりやすく伝えられるので、今後もいろんな場面で活用したいですね。

――御社として目指す企業像や、IR部門でのブランディング方針はどのように考えていますか?

小川さん:
弊社の事業や製品は、高い社会貢献性と技術力を持っています。私たちはその核となる部分を大切にしながら、「技術で社会に貢献する」という経営理念を掲げています。この考えを国内だけでなくグローバルにも発信し、社会貢献を通じて人々の未来を豊かにしていきたいです。「世界初・世界一」という表現も、自社だけで達成するのではなく、お客様をその位置に導くことで、結果的に私たちの技術の重要性を示すものです。こうした考えをもとに、社外にメッセージを発信し、会社の価値を正しく理解してもらいながら、会社の認知も高めていきたいと考えております。

監物さん:
弊社は認知度の低さが課題なので、CMや今回の漫画制作を通じて、より多くの人にオイレスを知ってもらいたいです。また、再来年で75周年を迎えるため、歴史ある会社であることをPRして、さらにお客様や株主の方に響く情報発信をしていきたいです。

オイレス工業株式会社

事業内容:

摩擦・振動制御技術を基盤に軸受、免震・制震装置を展開

設立:

1952年3月

PRIZMAご利用頻度:

1本

導入時期:

2025年2月

ご担当者様:

総務部総務課 課長

小川 拓 様
監物 紀子 様様

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